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FUJIFILM GFX100/使いこなし/「画像データからの撮影設定の確認方」

前回の投稿記事で写真に気になったことがあります。


kotora-photo.hatenablog.com





このフォトアルバム最後の三人のお地蔵様の写真。
なぜかHDR効果が適用されてiPhoneで撮影した様な彩度が高めで写真になってる。
特にこれで設定したわけではないですし撮影してからかなり日数が過ぎているのでどんな操作をしたかもわからない。
多分「Dレンジ優先」撮影しているのだが確証がない。

なので撮影後にカメラ設定の確認方法を調べてまとめました。


・LightroomClassicで調べる

最初にいつも管理&現像に使っているLightroomClassicでみてみる。
しかし、Exif項目で「Dレンジ優先」や「ダイナミックレンジ」の項目がない。

FUJIFILM X RAW STUDIO

次にFUJIFILM現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO 」で見てみる。
「ダイナミックレンジ」の項目があるが空白だ。
「Dレンジ優先」はない。


余談
バージョン確認したら古かったのでバージョンアップ(1.10→1.18)するが改善されず。
アプリのバージョンアップは前バージョンの設定ファイルが悪さすることもあるのでアンインストールする時はアプリをただ削除するのでははくアプリ(AppCleaner)を使ってキレイにアンインストールする。


アプリの本体ファイル以外の設定ファイルも自動で見つけてくれる。


MacOSのツールのプレビューの「インスペクタ」で見る。

画像表示ツール「プレビュー」で画像のプロパティを「インスペクタ」でみる。
しかし、「ダイナミックレンジ」の項目はなかった。


今、出来る方法では確認出来なかった。


・他の方法を考える

カメラ内で画像を詳細情報が見れるので画像データをカメラに戻して見ることは出来るのではと早速やってみた。

SDカードにそのまま画像データコピーでは表示されない!
慌てずフォルダ構造が合ってないからと思い、いつもの構造を再現する。

¥DCIM¥101_FUJI 

すると表示は出来た!
がやはり「DR」(ダイナミックレンジ)は空白のままだ。

しかし、試しに撮影してみるとなんと空欄だったのが「200%」の表示が出た。
設定は「ダイナミックレンジ AUTO」。
試しに「Dレンジ優先」にしたら、空白に!


FUJIFILM X RAW STUDIO のダイナミックレンジの項目も「200%」表示が出た。


と言うことでExifデータで「ダイナミックレンジ」(DR)の項目が空白だと「Dレンジ優先」になっていることがわかった。
ただ、AUTOなのか強、弱なのかはわからない。


「Dレンジ優先」を有効にすると「ダイナミックレンジ」は「DR−P」になってグレー文字となり選択出来なくなる。


・(余談)ダイナミックレンジのカメラでの表示について

ダイナミックレンジ設定をAUTOにするとファインダー内は無表示だがシャッターボタンを半押しすると「DR 100%」の表示が出る。
マニュアル設定の場合、常時表示となっている。

またDレンジ優先の場合はファインダー内に「DRーR」となる。



結果

この画像は「Dレンジ優先」有効だった。
たぶん、使っていない機能を試しに使ったようだ。
しかし、設定をAUTOなのか強か弱はわからなかった。

この機能はSNS向けに映える色作りなのでGFXでは必要ない気がする。
けれど逆に言えばiPhoneで撮影したとだますのに使えるかもしれない。